黒部峡谷の秘境を巡る!「黒部宇奈月キャニオンルート」始動【富山県黒部峡谷】
富山県の黒部峡谷で、「黒部宇奈月キャニオンルート」の観光ツアーが始まりました。これまで一般の旅行者が自由に立ち入ることのできなかった、黒部ダムと欅平を結ぶ工事用ルートを巡る特別な旅です。
険しい山岳地形のなかに築かれたトンネルや発電施設をたどりながら、黒部峡谷の雄大な自然と、日本の電源開発を支えた歴史に触れることができます。
黒部ダムと欅平を結ぶ、知られざるルート
黒部川流域では、大正時代から水力発電の開発に向けた調査が進められてきました。急峻な地形や高温の岩盤、地下水など、厳しい自然条件と向き合いながら建設された施設は、現在も電力供給を支えています。
「黒部宇奈月キャニオンルート」は、こうした発電所の建設や維持管理のために整備されたルートを観光に活用するものです。
2018年には富山県と関西電力が一般開放に向けた協定を締結。2024年の能登半島地震による影響で開業が延期されていましたが、復旧や準備を経てツアーが始まりました。
5つの乗り物でたどる、黒部峡谷の自然と産業遺産
ツアーでは、工事用トロッコ電車、竪坑エレベーター、蓄電池機関車、インクライン、専用バスという5種類の乗り物を利用します。
なかでもインクラインは、急斜面を移動するために設けられた設備。普段の観光ではなかなか目にすることのない施設を通して、山岳地帯での電源開発の規模や技術を感じられます。

黒部峡谷の自然を楽しむだけでなく、そこで働いてきた人々の知恵や技術に目を向けられることも、このルートの大きな魅力です。
立山黒部の山岳風景や宇奈月温泉も
黒部宇奈月キャニオンルートの一部のツアーには、立山黒部アルペンルートを組み込んだコースもあります。
立山連峰の山岳風景や黒部ダムの景観を楽しみながら、黒部峡谷の奥深くへと向かう旅は、富山の自然を異なる角度から知る機会になりそうです。
周辺には、黒部峡谷の景色を楽しめるトロッコ電車や、黒部川の恵みとともに発展してきた宇奈月温泉もあります。

山岳観光と温泉文化を組み合わせることで、富山の風土をより深く感じられる旅が楽しめそうです。
詳しい内容は、富山県観光公式サイトをご確認ください。
※富山県の発表資料をもとに、編集・構成しています。ツアーの運行状況、募集内容、料金、参加条件などは変更される場合があります。
公開日:2026年11月4日
〈ガルニア編集部〉